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甘いもの

2013.02.16 (Sat)
バレンタイン翌日の話。
やらかしました。B/L下ネタ注意(お約束ネタ)

バレンタインSSを書くつもりだったのに、気付いたらバレンタインが終わっていた。どういうことなの。


「アビゲイル、まだ…っ?」

 ケールに懇願するような目で見つめられ、アビゲイルは苦笑しながらも中をかき混ぜる。

「まだ、だ。だってまだ溶けてないだろう?」
「でもっもう我慢できない!」

 あ、と思った時にはもう遅く、ケールの手が伸びた。

「ちょっ、おい、ケール…」

 名を呼ぶ頃にはもう遅い。ケールの口が開き、チラリと赤い舌が見えた。一舐めしたソレを口に含むのを見送れば意味ありげに笑う。この男、誘っているのだ。

「……"待て"もできないのはどの口、だ?」
「だっておいしそうだったから我慢できなくって……」

 アビゲイルは呆れたように溜息を吐いた。
 良くも悪くも欲望に忠実なケールだ。慕ってくれているからとついつい甘やかしすぎてしまっていたのだろうか。
 だが、こうして表舞台に出てきたからには我慢することを覚えてもらわねば困る。せっかくできた友や仲間に迷惑は掛けられない。

「……教育が必要か」

 声に出していないつもりだったが小さく聞こえてしまったらしい。至近距離にいたケールが聞きとれないはずもなく、びくりと大げさに肩を震わせた。

「や、やだ! ごめんなさいアビゲイル……許して」

 今にも泣きそうに縋りつくケール。これだ。こういうのに弱いのだ。
 ぽんぽんと頭を撫で、恐る恐る見上げてくるケールを安心させるように笑みを見せる。

「今日のところは勘弁してあげる。もう溶けたみたいだから、ね」

 ぱぁっと一瞬のうちに笑顔になったケールに苦笑しつつ、アビゲイルも手を伸ばした。
 白くどろりとしたものを絡めて口に運ぶ。
 甘い。

「あ、」

 ふとケールを見れば口元に付いた白。子供みたいだと思いつつアビゲイルは指で拭い、躊躇いも無くそのまま自らの口に運んだ。
 ありがとうと言いかけたケールの顔が一気に赤く染まる。


「な、な、……!?」

 出先から戻ったばかりのアンドリューもまた、顔を赤くしていた。
 思わず後ろに下がればすぐ背後は壁だった。しまった、これ以上下がれない。
 普段は引っ付かれるのを嫌っているアビゲイルだが、時々こうしてケールを構うことがあった。その時はもう、見ているこっちが恥ずかしくなるくらい甘やかしている。
 なんてツンデレだ。

 中身こそアレだが、その身体は敬愛する実兄のもの。普段は兄の身体にべたべた触るケールを羨ましく思い邪魔をするものだが、こういう状況でケールに文句を言うようなことはない。
 寧ろアビゲイルに小言を言いたいが、それすら雰囲気にのみ込まれてしまう。
 もう日常茶飯事になっているため、突っ込むのも面倒だとアンドリューは流されてしまうのだった。

「……何をしているのですか」

 物音と声に気付いたアビゲイルがアンドリューを手招きする。

「おかえり、アンドリュー。お前も一緒にどうだ?」

 途端、ケールがアンドリューを睨みつける。が、赤い顔で見上げられてもどうということはない。
 アビゲイルが思わず苦笑するとアンドリューもテーブルに着いた。大皿に盛り付けられたフルーツやマシュマロ。そして甘い香りを放つ小鍋の中は白色。

「なんで白なんですか……」
「バレンタインが終わったからかホワイトチョコの安売りしてたんだ」

 それでホワイトチョコでチョコレートフォンデュか。
 甘いもの好きな二人の事だ、なんとなく想像がつく。
 おいしそうに食べる二人に、アンドリューも果物に手を伸ばし白を絡めた。香り付けにリキュールでも入っているのだろうか、意外とおいしかった。




前半でアレな想像をしてしまった人はバケツ持って廊下に(ry
これ、鍵必要ですか(今更)
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